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Friday, December 3, 2021

避難指示解除に向け 大熊町でも「準備宿泊」始まる|NHK 福島県のニュース - nhk.or.jp

原発事故による避難指示が続いている福島県大熊町の帰還困難区域の一部で、避難指示解除に向け住民が自宅に寝泊まりしながら生活再建に向けた準備を進める「準備宿泊」が3日から始まりました。
帰還困難区域での「準備宿泊」は、先月30日に始まった葛尾村に次いで2例目です。

東京電力福島第一原子力発電所が立地している大熊町は、町の面積の6割余りに避難指示が出されて帰還困難区域となっていて、このうち18%では来年春の避難指示解除を目指して、他の地域に先行して除染やインフラの復旧が行われてきました。

帰還困難区域での「準備宿泊」は、先月30日に始まった葛尾村に次いで2例目で、今回「準備宿泊」の対象となった区域は、かつての町の中心市街地など2200世帯余りのおよそ6000人が暮らしていた場所です。

除染などのためにすでに1100棟余りの建物が解体されていて、町によりますと、2日までに準備宿泊を申請したのは15世帯の31人にとどまっているということです。

避難先の広野町から訪れ、去年新築した自宅に3日夜に初めて泊まる下野上地区の畜産農家、池田光秀さんは「生活圏の放射線量が避難指示解除の基準を下回っているとしても、ほかの場所に比べればまだ高いと感じるので、安心して住むためにはさらに放射線量を下げてほしいです」と話していました。

「準備宿泊」を申請した下野上地区の畜産農家池田光秀さん(60)は、来年春の避難指示解除を見越して、去年夏、自宅を解体した跡地に作業場を兼ねた住宅を新築しました。

池田さんは、国が避難指示が出された地域で飼育されていた家畜を殺処分するよう求める中、それを拒んで避難先の広野町から車で30分以上かけて通い続け牛の世話を続けてきました。

この家で宿泊するのは今夜が初めてですが、住宅の敷地や農地、道路など生活圏の除染がおおむね完了し、ほとんどの場所で放射線量が避難指示の解除の基準を下回ったとされる今も、周辺の放射線量が気がかりだということです。

池田さんは、国に放射線量が比較的高い場所の追加的な除染を求めていて、3日は環境省の担当者が現地で放射線量を計測していました。

池田さんは、避難指示が解除された後も放射線への不安があるうちはこの場所に定住はせず、避難先から通う生活を続けるつもりだということで、「生活圏の放射線量が避難指示解除の基準を下回っているとしても、他の場所に比べればまだ高いと感じるので、安心して住むためにはさらに放射線量を下げてほしいです」と話していました。

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