新型コロナの新たな変異ウイルス「オミクロン株」。６日、日本人への感染が国内で初めて確認されたことについて、札幌の市民からは不安の声などが聞かれました。
このうち、５０代の女性は「すごくおっかないです。私たちの暮らしの中で、どのように気をつければよいのかを知りたい」と話していたほか、２０代の女性も「これまでと何が違うのかがまだ分からないので、対応のしかたなども分からず、怖いと感じています。日頃の感染対策を徹底するしかないですね」と話していました。
また、２０代の男性は「そんなに重症化しないという話も出ているので、そうであってほしいと願っています。ワクチンは２回打っていますが、オミクロン株にもどのくらい効き目があるのか知りたいです」と話していたほか、７０代の女性は「世界中に広まって、あっという間に日本に来たんだと不安に思います。専門家には早めにいろんなデータを集めて周知してもらいたい」と話していました。
新型コロナの新たな変異ウイルス「オミクロン株」について、ＮＨＫが７日午後４時の時点でまとめたところ、日本を含めて世界の４８の国と地域で感染が確認されています。
さらに６日は、日本人の感染が国内で初めて確認されました。
今後、道内で感染が広がる可能性について、札幌医科大学の横田伸一教授は、「感染者は海外渡航歴がある人で、水際対策もなされているので急に国内に広がるといった性質のものではない」としながらも、「国内で海外渡航歴のない人が感染したり、オミクロン株によるクラスターが１例でも起きたりした場合は警戒感を十分に強める必要がある」と指摘しました。
また、感染力や重症化する可能性がこれまでのウイルスと比べてどの程度高いかについては、「ワクチンの接種状況や感染の拡大状況などで決まってくる。そうした状況判断は現時点ではまだできていない」と述べて、客観的なデータや研究がまだ足りていないと説明しました。
その上で、ワクチンについては、「ワクチンの効果は接種した直後に比べれば落ちているかもしれないが、その効果が急にゼロになることはなく、オミクロン株についても防御効果は十分にあると考えるべきだ」との見解を示しました。
からの記事と詳細 ( 新型コロナ「オミクロン株」市民の不安と疑問｜NHK 北海道のニュース - nhk.or.jp )
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