マツダスタジアムに貼られた中止の張り紙を見つめるファン【拡大】
カープ担当の柏村翔は長い夜を過ごしました。
「きのう(20日)僕は休みだったんですけど、全員がPCR検査を受けているという話が入って来て、準備を始めました。そのあと夜の10時50分ごろに、球団から新たな感染者が出たと連絡が来たんです」
深夜になってからの“休日返上”で記事を書き、今後どうなるのか心配しながら一夜明けて、球団から阪神3連戦の中止が発表されました。
「カープも厳しくやってきているんです。キャンプのとき、新人(D1位)の栗林投手に『夜、部屋では何してんの?』と聞いたときも『ひとりでゲームとかしてます』と言ってました。“部屋飲み”も禁止なんです。誰かの部屋にいくこともダメなんです。2軍の選手は合宿所近くのコンビニに買い物に行くときも、外出することを伝えて許可を取ってから出かけています。それくらいしてきているのに…」
そのころ、大阪からの当日移動で広島に入ったトラ番・原田遼太郎は、阪神の選手宿舎近くで待機していました。
「マツダスタジアムで練習することになりました。その取材をしてから大阪に戻ります」
3日間の出張のはずがトンボ返りになりました。
「森下投手と佐藤輝選手の対決も楽しみでした。残念ですけど、しょうがないです」
森下は、前回の阪神戦(4月14日)は佐藤輝に4号2ランを打たれるなどして5回5失点。2年目右腕はリベンジに燃えていたそうですから、これが流れたのももったいない。見たかったなあ。
どの球団にも感染の可能性があります。巨人で4月4日、丸、中島ら4選手が陽性判定を受けたときは、それ以上には感染が広がらず、試合は中止されることなく開催されてきました。
日本ハムで4月30日に西川ら3選手が陽性判定を受けたときは、当日も翌5月1日も濃厚接触者を隔離して西武戦を開催していますが、感染がさらに拡大してしまい、2日の試合は中止。保健所から全体練習にも制限がかかる「活動停止」の指示が出て、3日からのロッテ3連戦も中止になりました。その後、PCR検査で2日連続で新規感染者なかったことで保健所の指示も解除され、7日の楽天戦から試合を再開しています。
今回の広島は、球団の判断による試合中止です。保健所の判断はまだですが、指示が出たり、交流戦に影響が出たりしないよう、これ以上は感染が拡大しないことを祈りたい。
「阪神調子いいのに、申し訳ないな」
「阪神も中止になることでガンケル、大山が復帰できるからセーフ」
「お大事に」
「広島さん、万全な状態で戦いましょ」
ネット上で、ファン同士がそんなやり取りをしているのをみて、ほっとしました。
がんばろう広島、がんばろうプロ野球、頑張りましょう、プロ野球ファン。
あっ、巨人が追いつかれた!! いいぞ、根尾、大島。サヨナラ機はのがしたけど、ぜいたくは言いません。これでゲーム差も4・5のままだ。え? プロ野球ファンみんなで頑張りましょうの精神はどこにいった? それはそれ、これはこれ。この欄はそういう欄です。私は阪神のことしか考えてません。ムフフ。
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