
(ブルームバーグ): アーク・インベストメント・マネジメントを率いるキャシー・ウッド氏は中国について、長い目で見ると悲観的というより楽観的だと述べた。
ブルームバーグラジオとの24日のインタビューでウッド氏は「中国は起業家精神に非常にあふれた社会だと考えられるため、より長い目でみると私は中国に悲観的ではない」と発言。「確かに中国政府はルールや規制を強化しているが、成長や発展に歯止めをかけたい考えだとは全く思わない」と論じた。
「ただ、米国や他の経済に対する方が私はやや楽観的だ。だから、むしろ比較の問題だ」と語った。中国は閉鎖的になるほど、人工知能(AI)などの分野で競争力が低下するとみている。
アークは民間企業に対する中国政府の締め付けを背景に中国株を数カ月間にわたって売却しているが、24日にはアーク・オートノマス・テクノロジー&ロボティクスETF(ARKQ)が中国の電子商取引大手JDドットコム(京東)の米国預託証券(ADR)を買い戻したことが判明した。
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ウッド氏はアークについて、中国政府から評価される事業を手掛ける企業を割り出す作業を進め、食料品や物流、製造が事業の中心となる銘柄にポジションを集約しつつあると説明した。JDドットコムでは物流が大きな割合を占めるという。
一方、ウッド氏は米電気自動車(EV)メーカー、テスラについて、同社が先週開催した「AIデー」にアークのアナリストが「驚愕(きょうがく)」していたと語った。テスラのAI技術などについて知るにつれ、同社が「ポールポジション(有利な立場)にあるとわれわれは確信している」と述べた。
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原題:Cathie Wood Is More Optimistic Than Pessimistic About China (1)(抜粋)
(c)2021 Bloomberg L.P.
Elaine Chen, Carol A Massar
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