先月、新潟県糸魚川市で発生した地すべりで、付近の住民に出されていた避難勧告が3日朝、一部で解除され、避難していた人たちがおよそ1か月ぶりに自宅に戻りました。
糸魚川市の山あいの来海沢地区では先月4日、長さおよそ1キロ、幅およそ100メートルにわたる地滑りが確認され、住宅や倉庫など13棟が被害を受け、23世帯37人に避難勧告が出されました。
現場では土砂の撤去作業などが進められ、新潟県などによる調査の結果、今後土砂が流れ込むおそれが低いと判断された地区の東側の11世帯14人について、3日午前8時に避難勧告が解除されました。
避難所となっていた宿泊施設では、3日朝、避難していた人たちが、宿泊施設の職員たちに感謝の気持ちを伝えたあと、車に荷物を積み込み、およそ1か月ぶりに自宅に戻っていきました。
70代の男性は、「自宅に戻れるのはうれしいですが、まだ山の上の方には土砂が残っているので、手放しでは喜べないです。夜も安心して眠れないのかなと思います」と話していました。
また、来海沢地区の区長、神喰重信さんは、「まずは自宅に帰って、戻ってこれたことを仏壇に報告したい。雨などでまたいつ土砂が動くか分からないですが、地域の人と助け合いながら生活したいです」と話していました。
午後には、自宅に戻った住民を対象に、新たに地すべりが発生したことを想定し、避難場所や経路を確認する訓練が行われる予定です。
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