
ちょっと短めのおみ足にまるいボディ。唯一無二のフォルムを持つ、神戸市立王子動物園のメスのジャイアントパンダ「タンタン(旦旦)」。そのかわいい姿と優雅な所作から、親しみを込めて、“神戸のお嬢様”とも呼ばれています。 【写真】パンダのタンタン、可愛すぎる…! 愛くるしいタンタンですが、実は現在25歳。人間で言うとおよそ70歳代という高齢パンダ。そして、中国への返還が決まっています。神戸で最後の時間を過ごす、お嬢様の様子を、動物園の休園日である水曜日にお届けします。
お嬢様の朝
大雨が続いた週末。朝は、いつもの呼びかけで目を覚ましたというタンタン。なんだかボーッとしているようですが……。「起きてもしばらくは、あんな感じですね。暗いので電気を付けますが、それに驚くことはありません」と、飼育員の梅元良次さん。 「お腹がすいているみたいだったので、朝一番にリンゴをあげました」(梅元さん) 好物のリンゴからスタート。よい朝になったようです。 そんな大好きなくだものも、薬が入っていることに気づくと食べません。「これ、何か入ってませんか? という感じで、口に持っていっても、食べようとしなくなります」と、梅元さん。 さらに、賢いタンタンはそのくだものを、しばらく食べなくなってしまうのだとか。「そうなると困りますね。ご褒美にくだものが使えないと、トレーニングもできなくなってしまいますから」(梅元さん) そのため、前回の記事のように、薬を味見し、苦みを出さない方法で、くだものに埋め込むなどの工夫をしているのです。飼育員さんの努力の甲斐あって、最近は薬を吐き出すことも少なくなっていますので、どうかご心配なく。
採血は痛くないの……?
タンタンの健康管理のためには、薬のほかに健康診断もかかせません。採血もそのひとつ。飼育員さんが前肢(まえあし)を出すように指示をし、獣医のひとりが血管を見つけやすくするために、前肢を押さえて駆血(くけつ)。さらに、もうひとりの獣医が採血すると言う風に、3人で役割分担して行っています。 もう採血にも、だいぶ慣れている様子です。「基本的にどんなことも、始める前に道具や環境に慣らすところから始めますので」と、梅元さん。極力タンタンにストレスがかからないよう、工夫されているんですね。 タンタンは針を刺されて「痛い!」とは、ならないのでしょうか。「たまにありますが、ほとんど痛みを気にすることなく終わりますよ」(梅元さん) スムーズに採血できるのは、タンタンの集中力はもちろん、飼育員さんをはじめとした、チームタンタンのメンバーとの信頼関係があってのこと。「一番がんばっているのは、注射を我慢しているタンタンですよ」と、梅元さん。 麻酔をせずに、安全に、しかもストレスなく採血ができるということは、タンタンの健康管理のために大切なことなのです。 信頼関係があると、こんな油断した1枚も撮れてしまいます。こちらは、公式ツイッターにアップされた2枚の写真。晩ご飯準備中、懸命に圧をかけるタンタンを横からパチリ。圧タンならぬ横タンです。 これは、どうやって撮影したのでしょうか。「前にいる吉田さんに気を取られているタンタンを、横から撮影しました」(梅元さん) なるほど、もう一人の飼育員 吉田さんがご飯の用意をしているのを、必死に見ているのですね。横から撮られていますよ、お嬢様! しかし、タンタンの視線をくぎ付けにしている吉田さんが、なんともうらやましいですね。
からの記事と詳細 ( 「ご飯まだです?」動物園のパンダが飼育員さんに「無言の圧」をかける、レアな瞬間!(現代ビジネス) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース )
https://ift.tt/2WbyQNo
No comments:
Post a Comment