
“安泰”な場所なんてない「常に試されながらです」
──もうすぐ始まる舞台(「てれびのおばけ」)は「テレビ」がテーマだそうですね。今田さんは芸人としてデビューする前、テレビに対してどのようなイメージを持っていましたか? 舞台のセリフでもあるんですけど、スゴいキラキラした場所でしたよね。特別な、今とは違って“別世界”って感じでした。 ──芸人になってからそのイメージは変わりましたか? でもやっぱり特別な世界にいる感覚はありました。特に自分より上の世代の方と一緒になったときにやっぱりそういう感覚を思い出しますよね。 ──若いころは、いわゆる「ダウンタウンファミリー」だとか「ダウンタウンの弟分」みたいに言われていたと思いますが、そう言われることに対して葛藤のようなものはありませんでしたか? 確かに反発したいときもありましたよね。今はもう一生“弟分”でもいいって思いますけど。やっぱり兄貴がいてくれたほうがいいじゃないですか(笑)。だから全然、その時期ごとに変わってましたね。反発したいというか、何か自分でもちゃんとせなって強く思ってた時期はありました。やっぱり頼り切ってしまっていたので。 ──自分が「今田耕司」というものを確立できたと思えたのはいつごろですか? いやいや、まだできてないですよ! ああいうところのステージに立つっていうのはやっぱり特別じゃないですか? 本当にひと摘み。“ひと握り”じゃなくて“ひと摘み”の人。僕らはまだまだいただいたお仕事をしっかりやらせていただくという立場です。未だに独り立ちをしようとしてるところ。 よくまわりから「もう大丈夫じゃないですか」「もう安泰でしょ」とか言われるんですよ。まだ若い人にはそう見えるのかなって思いますけど、全然そんなことないんです。 ──自分の「居場所」のようなものができた、という自信はないですか? そんな場所、どこにもないです。おそらく僕より先輩たちでもそんなこと思ってる人はいないのかもしれない。常に振るいにかけられながら、試されながら、もらったチャンスをなんとか大きくして、みたいなことの繰り返しですね。
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