
ワシントン・ウィザーズの八村塁にとって、NBAでの2年目は波乱のシーズンになっている。 【写真】奇跡の集結から29年。初代「ドリームチーム」12人たちの今 これまで20戦にスタメン出場(現地時間2月20時点)し、平均29.6分で13.4得点(FG成功率45.2%、3P成功率28.8%、FT成功率79.3%)、5.5リバウンド、1.9アシストをマーク。結膜炎で開幕に間に合わず、リーグの安全衛生プロトコルで一時離脱を余儀なくされたものの、ここまでは昨季とほぼ同等の数字を残している。 離脱者が大量発生し、シーズン中断を味わったチームは最初の15戦で12敗と"どん底"のスタートだったものの、2月20日まで4連勝と上昇気配。このようにアップダウンが激しかった八村の前半戦を、現地メディアはどう見ているのか。昨季途中に『ワシントン・ポスト』のウィザーズ番記者になった女性ライター、エバ・ウォーレス氏に意見を求めると、今季と今後への期待を次のように話した。 *** 今季の塁は、結膜炎、リーグが定める安全衛生プロトコルで戦線を離脱する不運も経験しましたが、1月29日に復帰して以降のプレーを私は高く評価しています。 最もよくなった点を挙げるとすれば、やはりディフェンス面でしょう。スコット・ブルックスヘッドコーチ(HC)もその点について言及していましたが、塁本人は、「リーグ内の選手たちと対戦を重ねたことで、プレーの傾向などがわかってきたことが大きい」と話していました。まだコート上でやるべきことをすべて把握しているとは言えませんが、躊躇せずにプレーできるようになっていると思います。 ディフェンスでも圧倒されることなくプレーできるという自信が、大きな違いを生み出していますね。練習中もよく声を出すようになったという話からもそれを感じます。
安全衛生プロトコルでの離脱から復帰した際、塁がいいコンディションを保っていたことには驚かされました。試合間隔が18日間も空き、練習すらできなかった期間もあったにもかかわらず、しっかり準備ができた状態で戻り、現在も高いプレーレベルを維持していることは信じられません。 復帰直後のゲームはリズムがよくなかったですが、2月17日の試合まで6試合連続二桁得点と、最近は好調です。特に2月3日のマイアミ・ヒート戦ではいいプレーをして勝利に大きく貢献しました。ディフェンスでも、随所でビッグプレーを決めています。 1年目の故障離脱、その後のパンデミックによるシーズン中断、フロリダ州オーランドの"バブル"でのプレーなど、塁はこの2年間で本当にさまざまな経験をしてきました。そんな中でも安定した結果を出しているし、適切な方向に進んでいる。チームも勇気づけられているはずです。 さらに向上させなければいけない点があるとすれば、やはり3ポイントシュートでしょう。依然としてトップ・オブ・ザ・キー(フリースローサークルの半円上部の周辺)でボールを持った際、ノーマークでもシュートを打つのをためらう傾向が見られます。この点は懸念材料ですが、塁は「練習している最中だから」と繰り返し話しています。 大事なのは、シュートにも自信を持てるかどうか。オフシーズンも練習を積み重ねてきたはずですが、今季に向けたオフは期間が短く、サマーリーグも行なわれなかったため調整が難しかったはずです。ただ、塁はオフェンス面に関してはすべてのツールを備えています。まだ若いですし、練習熱心なので、より成長していくことは間違いありません。
からの記事と詳細 ( 八村塁が成長したポイントを番記者が語る「チームの未来を担う選手」(webスポルティーバ) - Yahoo!ニュース - スポーツナビ )
https://ift.tt/3skbrEr
No comments:
Post a Comment