
新型コロナウイルスの感染拡大で病床がひっ迫し、入院先が見つからず、自宅などで待機している人が増えていることから、神奈川県の黒岩知事は、体調が悪化した人を一時的に受け入れ、入院までの間、酸素吸入を行う県独自の施設を整備する考えを示しました。
神奈川県では、17日の時点で、すぐに使える病床の使用率が90%を超え、入院先が見つからず、待機している人が92人に上っています。
先月から今月にかけて、自宅や宿泊施設で療養中の3人が体調が急変するなどして亡くなっています。
こうした中、黒岩知事は、18日夜開かれた県の感染症対策協議会で、体調が悪化した人を一時的に受け入れ、入院できるまでの間、酸素吸入を行う県独自の施設を整備する考えを示しました。
「HOTセンター」と呼ばれる施設で、東日本大震災でも設置されたことがあるということです。
まだ調整中ですが、数十人が利用できる規模を想定していて、スタッフの確保などを進め、今後、10日ほどで運用を始めたいとしています。
運用を開始する際は特に人手が必要で、自衛隊に医師や看護師の派遣を要請することも検討するとしています。
黒岩知事は「すでに搬送調整が難しい状態になっていて、災害医療の考え方が必要だ。一日でも早く運用を始められるよう進めたい」と話していました。
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